2007年05月10日

主な生活習慣病のうち、慢性気管支炎、肺気腫、肺扁平上皮がん、大腸がんの概要説明です

主な生活習慣病について

慢性気管支炎
 慢性気管支炎は、喫煙などが原因となって気管支腺に慢性の炎症が起こった病気です。 
 慢性気管支炎は、喫煙などが原因となって気管支腺に慢性の炎症が起こった病気です。そのため、気道分泌液が過多になったためのタンと、それを喀出するためのセキが2年以上にわたって続き、多くは冬場に症状が悪化します。また多くの人に活動時軽い呼吸困難がみられます。

 原因には、年齢、アレルギー要因、大気汚染、細菌やウイルス感染などが影響し合いますが、とくに重要な生活習慣要因に喫煙が挙げられます。
 そこで、禁煙を柱に、排気ガス、粉塵などを避けるとともに、外出後の帰宅時にうがいをする習慣をつけてください。また十分に水分を飲んで、タンがからまないようにしましょう。
 診断は、胸部の聴診所見、胸部X線検査、喀痰検査、胸部CT検査などでなされます。
 治療としては、タンを口から出しやすくする喀痰溶解薬、去痰薬あるいは気管支拡張薬などが使用されます。



肺気腫
 肺気腫は、喫煙などにより肺胞の壁が破壊されておきる病気です。 
肺気腫は、喫煙などにより肺胞の壁が破壊されておきる病気です。肺胞は、呼吸により空気中の酸素を取り入れて、不要な炭酸ガスを排出する働きが行われる場所です。この部分が破壊されるために、血液中の酸素が少なくなる病気です。

 原因は、遺伝的なもの、大気汚染、感染、年齢などがありますが、とくに重要な生活習慣要因に喫煙があります。

 症状は、セキ、タン、そして活動時の呼吸困難が現れてきます。

 起こってしまった肺胞の破壊は元に戻りません。そこで、禁煙を柱に、排気ガス、粉塵などを避けるとともに、外出後の帰宅時にうがいをする習慣をつけてください。

 治療は、気管支拡張薬、タンを出しやすくする去痰薬が用いられます。血液中の酸素濃度が少ない場合は、酸素ボンベによる酸素吸入を行います。

肺扁平上皮がん
 肺扁平上皮がんは、気管から気管支に内部を覆っている扁平上皮という細胞ががん化したものです。
 肺扁平上皮がんは、気管から気管支に内部を覆っている扁平上皮という細胞ががん化したものです。扁平上皮がんは、タバコをよく吸う人に多発します。発生には、ストレスや片寄った食生活も関係しています。

 初期の段階では、気管支内表面に限局しているので、X線検査をしても発見できません。ときに血痰として異常を気づくことがあります。大きくなると、気管支外壁にも現れ、X線検査でも発見されるようになります。さらに、肺には血管が多数あるので、気管支外壁へ発育すると血液にもがん細胞が入って、ほかの臓器に転移します。

 診断は、喀痰検査でがん細胞の有無を調べる、X線検査、CT検査などで行われます。

 治療の基本は外科的に行う切除術で、ケースによっては放射線治療、抗がん薬による治療が行われます。しかし肺扁平上皮がんにならないようにするために、禁煙することがもっとも望まれます。  

大腸がん
 大腸がんとは、小腸末端につながる盲腸から結腸、直腸そして肛門までの大腸粘膜上皮から発生するガンです。
 大腸がんとは、小腸末端につながる盲腸から結腸、直腸そして肛門までの大腸粘膜上皮から発生するガンで、生じた部位によって結腸がん、直腸がんとも呼ばれます。

 近年、わが国では大腸がんが急速に増加し、その原因には、高脂肪、低繊維食の欧米型食生活が影響していることが指摘されています。脂肪の多い食物は腸内で胆汁酸や腸内細菌が作用しあって発ガン物質ができ、それが大腸の粘膜と長期にわたって接触するうちにガンが発生します。また緑黄色野菜の不足、飲酒、運動不足、ストレスも関係しています。

 症状としては、下血(肛門からの出血、血液が便に付着)、排便習慣の変化(これまでの排便習慣が変化して、便秘または下痢ぎみになったり、あるいは両方みられる)、腹痛、体重減少を伴った全身倦怠感などがあります。

 診断は、大腸の内視鏡検査で大腸の中を直接観察、がんの存在と病理組織検査で行われます。

 治療の基本は外科的に行う切除術で、早期の場合は内視鏡を入れて同時に切除します。進行している場合は開腹により患部の切除術が行われます。  

その他の生活習慣病
アルコール性肝炎
 アルコール性肝炎は、大量の飲酒を続けた結果肝細胞に起こる障害の総称です。 

糖尿病
 糖尿病とは、膵臓でつくられるインスリンが不足したり、その作用が妨げられて、血糖値が異常に増加する病気でです。 

高脂血症
 血液中の総コレステロール、あるいは中性脂肪(トリグリセライド)が多い状態を総称して高脂血症といいます。 

痛風
 関節などの組織に尿酸が結晶となって蓄積し、その結晶を白血球が除去しようとして関節内に炎症が起こる場合を痛風(発作)といいます。 

歯周病
 歯を支えている歯の周囲組織が破壊され、歯がグラグラになって、ついには抜けてしまう病気です。
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